【営業ノウハウ 第2回】

反響率を高めるDMデザインと文章の工夫

到着確認済みDMの効果を最大化するためには、リストの精度だけでなく、「伝え方」が重要です。
どれだけ確実に届くDMでも、内容が伝わらなければ反応は生まれません。
今回は、数多くの反響事例から見えてきた“成果の出るDMの作り方”について、デザインと文章の両面から解説します。

1. DMは「読むもの」ではなく「目に止まるもの」

ポストの中には毎日多くの郵便物やチラシが届きます。
その中で最初の数秒で目を止めてもらえるかどうかが勝負です。
デザイン面では、

・見出しは大きく・短く・具体的に
・文字だらけにせず、余白を活かす
・「空き家」「相続」「老朽化」など、所有者の関心ワードを目立たせる

といった工夫が効果的です。
視覚的に分かりやすくすることで、“読む前に伝わる”DMになります。

2. 心に刺さる文章のポイント

DM文面は、“説明”ではなく“共感”から始めるのが鉄則です。
いきなり「売ってください」ではなく、所有者の気持ちに寄り添う導入が反響率を左右します。

たとえば:

「ご実家が空き家のままになっていませんか?」
「固定資産税だけ払い続けてお困りではありませんか?」

といった“問いかけ型”の書き出しが有効です。
次に、「こんな方法で解決できます」と簡潔に提案し、最後に“行動を促す一文”で締めるのが基本構成です。

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といった明確な行動導線を加えることで、反応が格段に上がります。

3. 成功DMに共通する「信頼の演出」

文章やデザインの印象を決めるのは、“信頼感”です。
不動産所有者は「怪しい会社ではないか」を最初に気にします。
その不安を払拭するには、以下のようなポイントが重要です。

・代表者や会社名を明確に記載する
・実際の事例やお客様の声を1件でも載せる
・地図や住所を小さくても掲載する

「どこの誰が、なぜこのDMを送っているのか」を明示するだけで、問い合わせ率は確実に上がります。

【まとめ】

反響率を高めるDMには、「見せ方」と「伝え方」の両方に明確な意図があります。

・目に止まるデザイン
・共感を呼ぶ導入文
・信頼を与える構成

この3つを意識することで、同じリストを使っても反響率が2倍以上違うケースも珍しくありません。
到着確認済みDMを活用される際は、リスト精度に加え、「紙面の質」にもこだわってみてください。

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